ネタの作り方(オーケイズ向け)

もももラジオとかでも言ったけど、自分が好きなことからネタを考えるのが一番良いです。自分が好きなこと・面白いと思ってることが、一番想像力も湧くしボケが思いつきやすい最強の題材です。俺と三原の漫才、村田修一のネタは野球が題材のネタばっかです。アップルゲンガーのフリップは俺の日頃やってる一人遊びの延長みたいなネタばっかです。

「こういうのがウケそう」みたいな、仮想客に寄せるような、打算でネタを作ろうと考える人もいると思います。しかし、打算でネタを作るのはウケてないうちはやめておいた方がいいです。ウケてないうちは、打算でネタを作るのではなく自分が好きなネタを作ってみてください。打算で作ったネタは、その打算が外れていれば誰にもハマらない可能性があり、しかも打算を当てるために作ったネタなので、ハマらないと失敗経験だけが残ります。それに対して自分が好きなネタっていうのは、きっと誰かにはハマるし、ハマらなくても自分が好きなネタなので満足感は残ると思います。

自分が好きなネタを作れる人、すなわち面白い/面白くないの基準がしっかりと自分の中にある人は、確実に伸びます。逆に面白い/面白くないの基準があまりないという人は、まだ自分の面白さに自信がついてないだけなんだと思います。自信がつけばもう大丈夫です。俺は、オーケイズに今いる人たち全員が、それぞれのストロングポイントをしっかり持っていると勝手に思っています。だから自信がないという人も、下を向く必要はないです。あなたのストロングポイントを自覚すればいいだけです。

俺がこういうことを言うのは、オーケイズのみんなに「大会で勝ってほしい」からです。なぜなら、他大学の人に対しては、勝つことでしか凄さを証明できないからです。大会で勝ってほしいと言うと、プレッシャーに感じる人がいるかもしれませんが、厳密には勝ちに執着する必要はないと俺は思っています。勝ちへの執着はエネルギーになるけど、負けた時のリスクが大きいからです。大会はウケが良くても運で負けることなんてザラにあるので。事実、俺は大会はウケたらいいやくらいで、負けても仕方ないと考えていました。大事なのは実際の勝ち負けではなくて、「勝てるネタ」で挑むことだと思います。勝てるネタというのはそれくらい評価されるネタということです。オスカー岩本さんの受け売りですが、大学芸会やNOROSHIはその日までで一番良いネタを持っていくべきだと思っています。このネタで負けたなら仕方ない、と思えるネタで勝負してほしいです。欲を言えば勝ってほしいけど。

勝って有名になって同期ライブとか出られるようになったら、他大の人と交流するようにした方がいいです。シンプルに友達が増えます。視野が広がります。学生お笑いがもっと楽しくなります。俺ももっといろんな人と仲良くできてたらな、と後悔しています。

 

卒業ライブのスピーチで言いそびれたこと、このぐらいかな。じゃあな後輩たち。応援してるぞ!